Letter from CAIRC
2005.5 Vol.9 No.1

第8回CAIRC「人間とコンパニオンアニマルとの関係学」
奨学金給付者決定!


CAIRC「人間とコンパニオンアニマルとの関係学」プログラムは第8回目を迎え、27件の応募の中から下記の研究が選出されました。選考委員は太田光明麻布大学教授、森裕司東京大学教授、「コンパニオンアニマル リサーチ」会長の正田陽一東京大学名誉教授が務めました。

研究テーマ: 「近現代英語散文コーパスに見る『コンパニオン・アニマル』イメージの確立と変遷」
いしかわ しんいちろう
石川 慎一郎
(神戸大学 国際コミュニケーションセンター/助教授)

選出の理由について選考委員は、「石川さんの研究は言語学の分野からの初アプローチ。新たなテクノロジーと高度な分析処理を駆使して、新しいコンパニオンアニマルの解釈が期待できます。今回は英米資料を対象にしていますが、将来は日本のものについても発展を期待しています」(森先生)と述べられました。

選考委員長を務めた正田CAIRC会長は「今年は従来の動物学、心理学、教育学等の分野に加え、言語学、経済学、建築学などの新たな分野からの応募も多く、人とコンパニオンアニマルとの関係学の更なる広がりを感じました。2007年に開催される『人と動物の関係に関する国際会議』(3年に一度“IAHAIO=人と動物の関係に関する国際組織”主催で開催される国際会議)の次大会がアジア初となる東京に決定しており、日本でこの学問分野がますます発展することを期待しています」と述べています。


■選考委員プロフィール

太田 光明
麻布大学獣医学部動物人間関係学研究室教授
大阪府立大学農学部助教授を経て、99年より現職。動物の持つ「癒し効果」に注目し、研究を進めている。現在、「ヒトと動物の関係学会」事務局長、「高等応用動物研究所」最高責任者。著書に『イラストで見る犬学』、『大地震の被災動物を救うために』、監訳には『人はなぜ動物に癒されるか』などがある。

森 裕司
東京大学大学院農学生命科学研究科・獣医動物行動学研究室教授
東京大学助教授を経て、97年より現職。現在、「ヒトと動物の関係学会」副会長、獣医動物行動研究会代表発起人。著書に『イヌとネコの問題行動治療マニュアル』、監訳書にジェームス・サーペル編『犬 その進化、行動、人との関係』などがある

正田 陽一
東京大学名誉教授・「コンパニオンアニマル リサーチ」会長
農学博士。東京大学教授などを経て、現在、東京動物園協会理事、山階鳥類研究所評議員。主な著書は『人間がつくった動物たち』など。
 
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