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ペットをとりまく環境
屋内飼育が急増
ペットのためのサービスも充実


今、日本で飼育されている犬の総数は約1200万頭、猫の飼育総数は約1100万頭にも上ります。飼育頭数も延びていますが、現在、急速に向上しているのが、犬の屋内飼育率です。2〜3年前には、屋外飼育が高い割合を占めていましたが、最近、ついに逆転し、屋内飼育率が60%を超えました。猫の完全屋内飼育率も70%以上になっています。

この急激な変化の背景には、「集合住宅の常識」が変わってきたことがあげられます。花を育てることが好きな人のために、ベランダでガーデニングができるマンションがつくられたり、音楽が好きな人のために、防音に配慮した部屋を用意したり…。ライフスタイルの多様化にともない、それぞれの趣味や好みを尊重した集合住宅が建設されるようになってきました。集合住宅のなかで、より自分らしく暮らすことが可能になったといえるでしょう。ペットを飼育したい、という思いもそんな志向の一つ。現在、首都圏で建設されている新規分譲マンションのうちペット飼育ができる物件は約50%にも上るという発表もあります。98年には約1%であったことを考えると、その変化は明らかです。つまり、時代のニーズに沿ったかたちで、ペット可集合住宅が急増し、集合住宅でのペット飼育率が高まったことがペット総数の増加や屋内飼育率向上に影響を与えたわけです。

最近では、動物病院、ペットホテル、ペットシッターも増加、犬を連れて入れるレストランやカフェも次々に誕生しています。ペット雑誌も増え、CMには動物が数多く登場しています。コンパニオンアニマル リサーチが誕生した97年頃、「コンパニオンアニマル」という言葉を知っている人は決して多くありませんでした。わずか10年の間に時代は大きく動きました。ペットの飼い主が、自分のペットを家族の一員とみなすだけではなく、「コンパニオンアニマル」という概念が社会に広がっているからこそ、ここまで環境が変わったともいえるでしょう。
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