あなたとペットのたのしい暮らしペットのライフステージ
ペットのライフステージ
かかりつけの獣医師とよく相談しよう
ペットの健康は飼い主の意識が決め手


飼い犬や飼い猫の寿命は確実に延びています。長寿犬、長寿猫のなかには20歳以上になるものも少なくありません。一方、飼い主のいない猫の寿命は短く、4〜5歳ぐらいまで、といわれています。死因は感染症や交通事故ですから、屋外での生活がいかに危険かということがよくわかります。そんななか、猫の寿命が延びたのは屋内飼育率が向上したことが大きな理由といえるでしょう。また、猫に限らず、犬も飼い主がきちんと運動や食事など生活習慣に気をつけながら飼うことで寿命も健康も大きく違います。

ペットの健康を考えるとき、飼い始める時期にも配慮が必要です。生まれたばかりのペットを母親から引き離すと、抵抗力も弱く、情緒が不安定になることがあります。必ず、生後8週間以上であることを確かめて飼い始めましょう。子犬、子猫時代は急速に成長し、運動量も多いため比較的たくさんの食物が必要です。食事の種類や量などを獣医師に相談し、栄養がかたよらないよう気をつけてください。

成犬、成猫になったら、生活習慣病にも注意しましょう。ペットも生活習慣によっては太りすぎ、歯槽膿漏…といった中高年の人間と同じような問題を抱えます。摂取カロリーがオーバーした場合、当然のことながらペットの体重は増えてしまいます。改めて、食事の種類、食事のとり方、運動量などを見直してみる必要もあるでしょう。寿命の延びによって、シニア犬、シニア猫も急増中ですが、7歳になったらシニアの仲間。体力もこれまでとは違うので、食事の量や種類、運動量などに気を配りましょう。長い間、一緒に暮らしてきた家族の一員ですから、獣医師と相談して年に一度は健康診断を受ける、など十分な配慮を心がけたいものです。

とくに、犬は、品種改良によって1kgのチワワから100kg近いセントバーナードまでさまざまな犬種がつくられたため、体格や骨格によって特有の病気が生じることも少なくありません。たとえば、ミニチュアダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすく、シーズーは目のトラブルになりやすいといった体質の違いをもっています。こうした犬種特有の病気はシニアになるほど発症しやすくなります。それぞれの犬種に合わせた健康対策も重要ですから、犬種の特性を考えて作られたフードなどを与えるといいでしょう。かかりつけの獣医師と十分話し合って対応してください。

飼い主が高い意識で飼うことで、ペットはより長い間健康でいてくれるはずです。
copyright